ごあいさつ
こんにちは。能代運輸株式会社代表取締役の與語奨太(よごしょうた)です。私は2008年に大学を卒業後、神奈川県の港湾運送事業会社に就職しました。当社に入社したのは2014年です。その後専務取締役を経て「社長」を拝命したのは2022年5月です。社長就任後に取り組んだのは、DXの導入やリスク管理の強化による生産性の向上と人材の強化です。
運輸業はあらゆる産業の潤滑油であり、たとえば工場においては原料が届かなければモノは作れませんし、モノを造れてもそれを運ばない限り、これを必要とする事業者や消費者の手元には届きません。今後いかに情報技術が発展するにせよ、物理的な実態を有するモノは運び続ければならず、産業のインフラとしての使命は重要度を増すものと思います。
一方でその担い手に目を向けますと、少子高齢化により労働人口が減少し続けており、その傾向は当業界や地方都市において特に顕著です。製造業など一部の業界では、自動化による省力・省人化が進んでいますが、ドライバーや重機オペレーター、荷役や林業作業においては、依然として「人」が主役であります。こうした事情を背景に、当社では人材の確保と育成が最優先の経営課題と捉え、採用活動を強化しています。
人材強化
このため当社は「経営の最も重要な要素は“人財”であり全てを成す基は人材の育成である」という基本理念のもと、社員の皆さんへの還元や働きやすい就業環境づくりに取り組んでおり、2021年にはグッドカンパニー大賞(優良企業賞)受賞、2022年には経産省より健康経営優良法人の認定も取得しています。さらに1950年設立の当社では、現在、世代交代の時期を迎えており、多くの若き人材の参集を希求しています。新たなステージを迎えるこの好機に、是非、みなさんのお力をお貸しください。運輸業としての社会的使命を果たしつつ、それぞれの夢や想いもしっかり未来に運んでまいりたいと思います。ご応募、お待ちしております。

























当社の歩み
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Stage-1 鉄道からトラック輸送、さらに能代港開港。
当社の設立は1950年になります。現在のJRの前身である国鉄が発足した翌年のことです。地元の木材業者さまを中心に120社ほどが出資して作られた通運事業会社です。当時の物流の主役は鉄道であり、その事業の担い手は「通運会社」と称していました。その後高度経済成長期を迎えると、道路網が全国的に整備されることになり、これに伴って輸送手段としてはトラック輸送が台頭してまいります。地元秋田県においては1974年に能代港が開港しますが、このタイミングを会社飛躍の絶好の好機と捉えた私の祖父が、会社を買い上げる形で、その業容を能代港での荷役業務に転換していきます。
1955年原木輸送 -
Stage-2 海運事業に本格参戦し、林業事業もスタート。
1976年には船舶代理店業務を、1979年には通関業務、1987年には倉庫業へと展開し海運事業者としての骨格を築いていきます。さらに、1992年には現きみまち営業所の前身となる二ツ井営業所を開設、1994年からは素材生産事業すなわち林業をスタートさせます。当該事業は、現在原型となる林業にとどまらず、ここで培った「木を知る」スキルを活用する形で、国内有数の製材企業「中国木材株式会社」様から「選木業務」を業務委託されています。
1975年能代港港湾荷役 -
Stage-3 エネルギー資源や秋田米を扱い持続可能な未来ために。
さらに前後して1993年には東北電力能代火力発電所から構内荷役を受託、海運から陸運・素材生産・倉庫業というトータル物流を展開することで、多種多様なサービスを繰り広げることになります。たとえば1997年に食料品の保管を用途とする定温倉庫を設けると、2002年には国内農産物登録検査機関の認可を受ける形で秋田米の米穀検査業務を開始、前後して2001年には待望の秋田営業所を開設します。環境保全への取り組みも強化し、2006年以降、グリーン経営認証やISO14001登録を各拠点で取得し、輸送サービスから生ずる環境負荷を削減して参りました。2016年にはバイオマスチップの生産工場を琴丘に新設、端材のアップサイクル事業を通して環境クリーンエネルギーの創造にも携わっています。
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1993年能代火力石炭荷役
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1997年本社定温倉庫
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2021年琴丘第2定温倉庫
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2021年
琴丘バイオマスチップ工場
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