夢の届け人。能代運輸
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秋田県出身で地元の高校を卒業後、電気工事関係の会社に就職して働いていましたが、結婚して子どもが生まれることになり、より待遇の良い会社に転職したいと考えるようになりました。能代運輸のことは知人や両親を通じて知り、話を聞いていく中で良い会社だと思い転職しました。最初は倉庫での作業員の募集で入社して、3カ月間その仕事に就いた後、前職で大型免許を取得していたことや、もともと車の運転が好きだったこともあり、長距離ドライバーとして働くことになりました。今では子どもが3人産まれて、念願だったマイホームも建てることができて、転職して本当に良かったと満足しています。
長距離ドライバーとして平ボディーのトラックを運転して、主に関東全域に鉄骨などを建設現場に輸送しています。朝一番で積荷をして出発し、その日のうちに現地に到着して、翌朝に建設現場に搬入します。帰りの便は別のお客様の荷物を積んで、翌日会社に戻ってきます。ほとんどが2泊3日のスケジュールで、ごくたまに4泊5日といった長期スケジュールの場合もあります。普段からの体調管理や仕事中にしっかり休憩をとることが大切ですが、一番注意しているのは自分の運転を過信しないことです。プロのドライバーといっても、完璧な人間はいません。始業点検はもちろん、常に安全第一を心がけています。
何度か荷物を搬入した現場の担当者の方から「前回来たドライバーの人をお願いします」と指名されたことがあります。そんな時は丁寧な仕事が認められてうれしさとやりがいを感じます。また、関東以外に石川県や静岡県などに輸送したこともありましたが、大型トラックを運転して車窓から見る初めての景色は、新鮮で楽しい気持ちになります。そして、無事に仕事を終えて家に帰って、玄関で出迎えてくれる妻と3人の子どもたちの笑顔を見るのが、もっとも癒される充実した時間です。休日は普段いない分、家族のために朝食を作るのが私の役割です。家族のために一生懸命働く。やっぱりそれが一番の働きがいです。
現在の輸送エリアは関東が中心ですが、これからはチャンスがあれば日本全国いろんなところに行ってみたいと思っています。ドライバーはトラックに乗っている時は一人ですが、会社の一員として他のドライバーと情報を共有していくことも求められます。たとえば、搬入先の現場の情報として、「道が狭いが誘導してくれる人はいるか」「バックする時はモノがあるので気を付けなければいけない」「現場担当者がちょっと癖のある気難しい人」…等々。私も先輩社員に事前にリサーチした情報を活用してきたので、今度は後輩社員のために現場で得た情報を惜しみなく提供し、実際に行った時に役立ててほしいと思います。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
