夢の届け人。能代運輸
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高校を卒業したら地元の能代市で働きたいと思い、学校の先生に相談して能代運輸に見学に行くことになりました。もともと学生の頃から能代運輸の社名が入った重機やトラックを見て「かっこいい！」と思っていて、気になる存在でした。見学に行って総務部の担当者の方に案内されて、実際に重機を目の前で見た時は「すごいな」というのが第一印象で、ますますこの会社に就職して働きたいという気持ちが高まっていきました。また、大型免許やさまざまな資格を取得できること、そのための費用面の補助や練習もできる環境が揃っていて、制度が充実していることも魅力でした。そして、希望が叶って入社しました。
能代港運事業所で、港湾荷役の重機オペレーターと石炭船内で合図員の仕事をしています。仕事は毎朝の朝礼で行うKY（危険予知）ミーティングから始まります。荷役作業は大型クレーン、バックホー、ホイールローダー、リフトなどの重機を操作して、安全で確実な仕事を実践していきます。また、当社は東北電力能代火力発電所の石炭荷役から灰捨業務までを行っています。作業は石炭船の中でアンローダーという大きな機械を使って行われ、私は協力会社のオペレーターに無線機で合図を送る合図員を担当しています。その他に、冬期の道路の凍結を防止する融雪剤の製造・配送業務では、リーダー役を担っています。
入社して5年目、移動式クレーンの資格を取得して、実際に乗って仕事をした時はうれしくて感激しました。自分でも相当頑張って免許が取れたので、やり切った感がありました。バックアップしてもらった会社や上司・先輩に感謝の気持ちでいっぱいです。火力発電所の合図員の仕事をはじめ、こんなにいろんな仕事があることは、入社前には想像していませんでした。でも、幅広い仕事を経験できるのはやりがいがあり、できることが一つずつ増えていくと、喜びと自分の成長を実感できます。会社の先輩とは休日に家族ぐるみで自宅へ行き来するなど仲が良くて、人にも恵まれていて入社して本当に良かったと思います。
火力発電所の石炭船内で今は合図員を担当していますが、次は作業指揮者、その次は作業全般を統括・監督するフォアマンへとキャリアアップしていくことができる仕事なので、当面は船内作業主任者の資格を取得して、作業指揮者になることが目標です。覚えることが尽きないのはこの仕事の面白さで、これまで先輩方から多くのことを学んできました。今度は自分がそれを後輩たちへ伝えていくことも大切だと思っています。今、3歳になる長男は乗り物が大好きで、休日に重機の助手席に乗せてあげると大喜びしています。そんな時は自分もうれしくなります。これからも家族に誇れる仕事をしていきたいと思います。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
