夢の届け人。能代運輸
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実家が兼業農家を営んでいて高校時代までは能代市で過ごし、東京の大学に進学しました。卒業後は貿易関係の会社に就職して倉庫・通関業の営業職として働いていましたが、海外に赴任する可能性もある中で、次第に慣れ親しんだ地元に戻って働きたいと考えるようになりUターン就職を希望。それまでの業務経験を生かせる仕事を軸に転職活動をした結果、能代運輸を知りました。秋田県内の企業の中でも国内物流に力を入れていることや、実家から近い通勤便利な点に魅力を感じて就職を決めました。また、実家で作ったお米がどのように流通していくのか興味があったのも、物流業界と当社を選んだ理由の一つでした。
ウイング車の大型トラック15台の配車業務とドライバーの運行管理・労務管理を担当しています。配送エリアは秋田県内から岡山県まで、主に医薬品やお米の元となる玄米を入れたフレコンバッグなどを輸送しており、受注内容から車輌とドライバーが手配された後、運行計画に基づいて運行指示書を作成し､自社輸送システムへ入力します。ドライバーの運行状況の確認・指導、安全管理にかかわる一方で、効率的にモノが運べるかを常に考え、帰りの実車率を含めて採算を管理する役割も担っています。また、お米に関しては、生産者や卸の方と一緒に営業活動にも携わり、前職の営業経験を生かす場面もあります。
配車担当になって2年目。自分で配車を組むようになって迎えた繁忙期に段取りが悪く、ドライバーやお客様に迷惑をかけてしまうことがありました。配送ルートが一つひとつ違うように、ドライバーさんも一人ひとり異なります。集中力を忘れずにしっかりと話を聞いて、事前に段取り良く行動する大切さを学びました。この時はドライバーさんにちょっと怒られましたが、自分が一歩成長できた機会だったと前向きに捉えています。そして、このような経験を踏まえて仕事に向き合っていく中で、事故なく無事に業務が終了した時はうれしい気持ちに満たされ、うまく配車が組めた時にはやりがいを感じます。
運送事業において「運行管理」は業務の要であり、キーマンとしての役割が求められます。これからも自分ならではの工夫やノウハウを駆使して仕事で実績を積み重ね、成長していきたいと思います。また、休日は実家で田植えの手伝いもしますが、いつかは自分で作った自慢のお米を自分で手配して全国にお届けし、消費者の方々の笑顔と「おいしい！」という言葉を聞いてみたいという夢を抱いています。一方、プライベートでは、実家がだいぶん古くなってきたので建て直し、家族みんなで幸せに過ごしていくことが目標です。今も、そして将来も、Ｕターン就職をして良かったと思える自分であり続けたいです。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
