夢の届け人。能代運輸
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もともとクルマの運転が好きで、高校卒業後は運送会社に就職し、長距離ドライバーとして働いていました。しかし、次第にやったことがない仕事に挑戦してみたいという気持ちになり、ハローワークで能代運輸のバイオマスチップセンターの募集を見て興味がわいてきました。その時はどんな仕事なのか詳しいことはわかりませんでしたが、面接に行って具体的な仕事内容の説明を受けて、「やりがいがありそう、いいな！」と思いました。また、社内を見学させてもらって、すごく雰囲気が良かったことも入社を決めた理由でした。入社してみて、志望動機であった新しい仕事に挑戦したいという希望は叶えられています。
現在私は、バイオマスチップセンターで重機オペレーターとして働いています。仕事の工程は、まず業者さんがトラックで運んできた原木丸太を太いものと細いもので仕分けして、バックホーで割っていきます。次はそれをフォークローダーで別の場所に運んで、今度は別のバックホーで破砕機につながったレーンに落とします。そして、破砕されてふるい分けをしてヤードに流れていった木質チップを、バケットローダーを使ってトラックに積んで、秋田県内の木質バイオマス発電所へ出荷していくことなります。4台の重機を使ったこれらの工程を、私を含めた4名で1週間ごとにローテーションを組んで行っています。
バックホーの免許を取って間もない頃、朝の点検をしている時に先端のハサミの角の部分がフロントガラスの下の小さな窓に当たって割れてしまったことがありました。この失敗を生かして、それからはどんなに忙しい時でも焦らず慎重に仕事をするようにしています。重機で後退する時や旋回する時も、必ずまわりを見て安全面に注意を払うようにしています。そういったことを継続してきて、仕事が上手くできた時やできなかったことができるようになった時にはやりがいや充実感を感じます。職場は皆さんが気軽に話しかけてくれて、すぐに慣れました。コミュニケーションがとりやすく働きやすいこともうれしいです。
今使用している4台の重機の免許を取得するのは難しかったですが、苦労した甲斐があって仕事に役立てることができています。今後はさらにけん引免許を取得して、トレーラーを使った仕事にチャレンジしていきたいです。やったことがない仕事に挑戦したい思いで入社しましたが、正直最初は少し不安もありました。でも、やってみなければわからないことがあるし、怖がらずに何でもチャレンジしていく大切さを学びました。これからもその気持ちを忘れずに頑張っていきます。プライベートでは、早く結婚して子どもがほしいと思っています。そして、家を建てて家族みんなでのんびり暮らしていくことが夢です。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
