夢の届け人。能代運輸
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前職は飲料メーカーのトラックドライバーとして17年間働いていました。子どもも生まれ、一戸建て住宅も購入することができて、地元で長く生活していく予定でしたが、転勤の辞令が出て転職を考えるようになりました。そこでハローワークに行って、能代運輸がドライバーを募集していることを知りました。面接官からは、入社にあたって大型免許を取得した方がいいと勧められました。それまで乗ったことがなかったので最初は不安な気持ちもありましたが、乗ってみたいという前向きな気持ちの方が勝って取得しました。今はすっかり慣れました。きみまち営業所で、友人が働いていたことも安心材料でした。
丸太原木輸送のドライバーとして働いています。入社してからは重機を運んでいましたが、それまで丸太原木輸送を担当していた先輩ドライバーが異動して、約2年前から私が担当することになりました。朝出社後、10トン車で現地の山に向かい、自分でログリフトを操作して丸太を積み込みます。丸太は全長2ｍと4ｍの2種類があり、積荷をきれいに収納するにはセンスが必要です。私も最初は苦労しましたが、ベテランの先輩にやり方を教わってうまくできるようになりました。積み込みが終わるとバイオマスチップセンター、または木材の製造や原木の輸入などを行う会社などへ輸送し、荷下ろしも自分で行います。
丸太をきれいに積めた時、そしてきれいに荷下ろしできた時は、すごくうれしい気持ちになります。昨日よりも上手に積み上げと荷下ろしができた時は、特にやりがいを感じます。ユニック車やフォークリフトの免許も取れて、費用面も会社が負担してくれて、転職して良かったと思っています。前職と比べると体も楽になって、規則正しい生活ができるようになりました。仕事を17時に終えて、家に帰って妻と子どもと3人で毎日食卓を囲んで、夕食をとることができるようになりました。自分はもちろんですが、家族も喜んでくれていて、これは大きな変化です。夕食後は子どもと一緒にゲームをしてくつろいでいます。
丸太原木輸送の仕事を約2年間続けてきて、ある程度慣れてきた実感はありますが、ベテランの先輩たちと比べるとまだまだ経験不足だと思っています。一本一本、一つひとつの積み上げを大切にする気持ちを忘れずに、丸太の取り扱いをもっとうまく、きれいにできるように、これからも経験を積んでスキルアップしていきたいと思います。自分はめぐり合ったこの仕事が好きなので、エキスパートとなって、できるだけ長く働いていくことを目標にしています。プライベートでは、子どもが成長して巣立った後に、妻と一緒に車で日本一周旅行に行ってみたいです。普段世話になっている妻への感謝の気持ちです（笑）。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
