夢の届け人。能代運輸
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地元の高校を卒業して初めて就職したのは陸上自衛隊でした。この時に大型免許を取得していて、もともとドライバーにも興味があったので次の職場に選んだのは運送会社でした。ただ、4トン車がメインで、もっと大型に乗りたい気持ちが強くなって転職し、ここでは大型トレーラーの免許も取って仕事をしていました。希望は叶えられたのですが、次第に同じことばかりでなく、新しいものを運んでみたいという気持ちが芽生えてきて、そんな時に能代運輸に知り合いがいていろいろ話を聞くうちに、将来性を感じて入社しました。給与面だけでなく、勤怠管理もしっかりしていて健康的な生活ができることも魅力でした。
主に海上コンテナの貨物をお客様のもとへ輸送しています。指定された納品先・納品時間までに、確実にお届けすることが使命です。早朝に出社後、港湾のコンテナヤードに前日に積んでおいた荷物を外部オペレーターさんに積んでもらって、港運事業所へ移動します。ここでは40フィートと20フィートの2種類のトレーラーシャーシーが備えられていて、デバンニング後に北東北各地へドレージ輸送を行っています。私が主に担当しているのは岩手県のハウスメーカーで、ハウジングパーツを輸送しています。午後帰社した後は、コンテナヤードから自社倉庫へのショートドレージも行っています。
お客様へ納品した際に、「お疲れ様です」「ありがとうございます」「お気を付けて」と言っていただいた時にはやりがいを感じます。大型トレーラーを扱っていると、常に安全第一を最優先に細心の注意を払って仕事をしているので、1日の業務を無事に終えた時には安心感に浸っています。ドライバーという仕事は運転技術も大切ですが、何といっても健康第一なので、普段から食生活に気を付けて、晩酌もほどほどにして、規則正しい生活を心がけており、それが実践できる会社で良かったと思っています。休日もきちんと取れて、趣味の海釣りや磯釣りを楽しんだり、ゆっくりと海を眺める生活ができて充実しています。
二人の子どもたちも大きくなって、何とかここまでやってくることができました。縁あって巡り合ったこの会社で、これからも定年までしっかり働いて、お客様と会社に貢献していきたいと思っています。月日が経つのは早いもので、大型トレーラーのドライバーの中では、私が一番のベテランになりました。今は後進の育成にも力を注いでいます。自分も経験してきましたが、トレーラーに乗り始めたばかりの頃はわからないことも多いので、相手の立場に立ってできるだけわかりやすい説明を心がけています。私の頃とは時代が違うので苦労することもありますが、彼らの成長していく姿を見るのはうれしいものです。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
