夢の届け人。能代運輸
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高校を卒業後、地元の製缶メーカーに就職して、製造の仕事に5年間就いていました。能代運輸のことを知ったのは、出荷の際にドライバーの人たちが行き来していて、そこで何気なく世間話をするようになったのがきっかけでした。会う人たち皆さんがすごく人柄が良くて、好印象を持ちました。そんなことから「能代運輸っていい会社だな」と思うようになって、ハローワークやコンビニに置いてある求人情報誌に掲載されていた募集要項を見て、転職を決断しました。仕事内容は「倉庫内作業」というものでしたが、未経験からでもフォークリフトや移動式クレーンの免許を取って仕事ができることに惹かれました。
秋田港の海上コンテナ輸送における倉庫内での入出庫・保管、出荷業務を担当しています。秋田港のコンテナヤードから倉庫へ運ばれてきたコンテナを、まず扉を開けて異常がないかを確認し、写真を撮ることから仕事は始まります。写真データは事務所のPCに送信後、コンテナナンバーごとに保存されます。倉庫は3ヵ所あって、荷物の種類ごとに分かれていて、毎日勤務する場所は異なります。部署は17名の作業員がいて、私は安全で仕事をしやすい環境を作る役割を担っています。倉庫内ではフォークリフトを使った仕事が多く、荷下ろしや出荷業務をスムーズにサポートするために、普段からきちんと整理しています。
入社してからはフォークリフトやパワーショベル、ホイールローダー、それに船で運ばれた大きな荷物や重い荷物をクレーンなどを使って荷役作業を行う時に必要な「揚貨装置運転士」の国家資格までも取得できて、高いモチベーションを持って仕事ができています。まだまだ学ぶことや経験すべきことは尽きませんが、自分ができなかった作業が一つひとつできるようになっていくことにやりがいを感じます。これは前職では考えられなかったことです。荷物の整理や段取りの仕方が悪くて失敗も経験しましたが、そのたびに先輩に丁寧に教えていただいてこれまでやってこられました。転職して良かったと思っています。
港で移動式クレーンを使った作業はまだ経験したことがないので、早くこれを実現することが当面の目標です。入社して10年以上が経ち、今は後輩の指導も任されています。自分流の教え方は、怒らないこと。危険を回避することは絶対条件ですが、作業を行う上ではやり方や方法はいろいろあるので、その人の個性とやる気を伸ばしていくことが大切だと考え、一人ひとりの意見を尊重し丁寧に指導しています。そして、彼らが成長し教える側の自分も共に成長していくことで、事業所全体が発展していくことを目指しています。個人的には、二人の子どもたちが元気に成長していってくれることが一番の願いです。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
